みなさんこんにちは!
今回は、星空の撮影方法をご紹介します。
星空撮影の魅力☆彡
昨今、スマホのカメラ機能が劇的な進歩をしていて、一眼カメラでなくてもかなりきれいな写真が撮影できるようになりました。
しかし、スマホカメラではなかなかきれいに撮影できないジャンルも数多くあります。中でも星空の写真はスマホでは難しいですね。
肉眼で見た星空を撮影して誰かに見せたい!保存したい!と多くの方が考えたことがあると思います。
一眼カメラを使用することで、星空の写真は比較的簡単に撮影できますので、作例とともに機材、撮り方、おすすめの時期をご紹介します!
機材は3つ!
星空の撮影をする際に必要な機材は最低3つあれば撮影できます!
- 一眼カメラ
- 広角レンズ(F2.8程度)
- 三脚
以上3点です。え!?それだけでいいの?と、思った方多いと思いますが、本当にこれだけで撮影できます。先に作例をご紹介します。
- カメラ:eos R6(CANON)
- レンズ:TTArtizan 11mm F2.8
- 三脚
はっきりと天の川が撮影できています、作例の横に使用した機材をご紹介していますが本当にこれだけです!なぜ3つのみの機材で済んでいるのか、後述する星を撮影する際の注意点と撮影方法で説明します。
星空撮影の重要な要因(ヒストグラム)
まず星空の撮影の際に重要視すべきなのは”明るさ”です。
この明るささえマスターすれば星空写真をマスターしたのと同義と言えるくらいです。
ではその明るさはどのようにして決めればよいのでしょうか。
それは”ヒストグラム”です。ヒストグラムとは、度数分布表のことですが、カメラでいえば明るさの分布を示しているものです。結論から言うと、グラフの山が中央からやや暗い方(左側)にあるときがちょうどいいです。
明るさの調整方法
カメラで明るさを調整するには以下の3つの設定を調整します。
- シャッタースピード
- F値
- ISO
※設定の基準は前述した星空撮影の重要な要因(ヒストグラム)をご参考ください。
これら3つの設定を調整する際に注意すべきポイントもご紹介します。
1.シャッタースピード
シャッタースピードは、速くすれば暗く、遅くすれば明るく撮影できます。本来であれば三脚を使用するので最大限長くすれば明るく撮影できますが、そうもいきません。
理由は星の日周運動にあります。星は日周運動をしているのであまりシャッタースピードを長くしてしまうと、被写体ブレを起こしてしまいます。各焦点距離で基準がありますが、広角レンズであれば15秒ほどが限界です。
2.F値
F値は、小さければ明るく大きければ暗くなります。星空を撮影するる際には、小さければ小さいほど良いです。基準としては2.8以下がおすすめです。後述しますが、機材を最小限にするためにこのF値はかなり重要な要因になります。
3.ISO
ISOは大きくすると明るくでき、小さくすると暗くなります。みなさんもご存じかもしれませんが、ISOは高くするほど画質が悪くなってしまします。星空の写真では1600~6400以下にしましょう。
このISOの大きさは、カメラ本体の性能により上限をどの程度まですると画質が悪くなるか違いますので、お手持ちのカメラで最適の値に調整してください。
撮影の注意点と撮影方法
撮影の注意点は以下です。
- 手振れ補正機能はoff
- シャッターはタイマーを使用
- 季節と時間帯の確認
手振れ補正は三脚を使用する場合はoffにしておかなければ逆に写真がブレてしまいます。
タイマーのシャッターを使用する理由は、シャッターを押す際にカメラを動かしてしまうため押してから2秒ほどでシャッターを切るようにします。
※レリーズというものを使用すればタイマーの設定をする必要はありません。
最後の季節は非常に重要です。
天の川撮影時期とおすすめ
天の川は七夕の時期のイメージが強いですが、意外と撮影できる期間は夏以外もあります。
以下に各月の撮影可否と撮影可能時間をご紹介します。
- 1月:見られない
- 2月:AM5:00ごろ
- 3月:AM3:00~AM5:00ごろ
- 4月:AM1:00~AM4:00ごろ
- 5月:AM0:00~AM4:00ごろ
- 6月:PM9:00~AM3:00ごろ
- 7月:PM8:00~AM1:00ごろ
- 8月:PM8:00~PM11:00ごろ
- 9月:PM7:00~PM9:00ごろ
- 10月:PM7:00ごろ
- 11月:PM6:00ごろ
- 12月:見られない
ちなみに、これは夏の天の川が見られる時間帯です。夏の天の川は色が濃く、冬のそれよりダイナミックなので夏のみ記載しています。以上のことから、おすすめは6月~9月です。ただし、各月毎日見られるわけではありません。
天の川撮影地と日の選び方
前述したように天の川は各月のいつでも見られるわけではありません。理由は、町の明るさや月の明るさに負けてしまうため、これらの影響を受けない日、場所を選ぶ必要があります。ちなみに、撮影中に月が出てきたことがありました。
やはり月の光はかなり強いので、天の川がかなり薄くなっています。。。
さらに、街明かりがある場所では街頭や家の明かり、自販機の明かりも影響を与えてしまいます。よって、撮影地としては町から離れた場所、日にちとしては月の出ない新月がおすすめです。
※新月の前後1週間はタイミングによって撮影できます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回紹介している作例すべてカメラ、レンズ、三脚のみで撮影しました。
この機材をそろえて、新月の日に天気が良くなることを祈って天の川の撮影に行きましょう!!
最後に作例をまとめますのでご覧ください!
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